アップルってアマゾンにがっつり金はらってたのか。とういかアップルのネットサービスはAWSがベースだったのね

アップルってアマゾンにがっつり金はらってたのか。とういかアップルのネットサービスはAWSがベースだったのね
一年に約400億円をアマゾンに支出か。ネットフリックスもAWSだしな。アマゾン当分こりゃ安泰だわ

アマゾン・ドットコムのクラウドコンピューティング・サービス事業「AWSAmazon Web Services)」にとって、
米アップルは、最大規模の顧客となっている。
その一方で、ネットサービス事業の強化を図るアップルは、インフラ確保のために、アマゾンへの依存度をますます高めている。


一年に約400億円をアマゾンに支出か
 CNBCによると、アップルの今年(2019年)1~3月期におけるAWSへの支出額は、1カ月平均3000万ドル(約32億5000万円)超だった。
今後このペースで推移すれば、今年のAWSへの年間支出額は3億6000万ドル(約390億円)を超える


配車サービスの米リフト、画像検索・共有プラットフォームの米ピンタレスト、写真・動画共有アプリ運営の米スナップのAWSへの年間支出額は、それぞれ1億ドル、1億2500万ドル、1億5000万ドル。


 このほか、ソフトウエア大手の米アドビシステムズや、会計ソフト大手の米インテュイットもAWSを利用しているが、アップルの支出額は、それらを上回っているという。


 現在、米国で利用されているiPhoneの台数は1億100万台。
世界では、9億台になる。
またタブレット端末「iPad」やパソコン「Mac」も含めると同社製機器は、世界で14億台が稼働している。


 アップルはこれらの機器に、高速で信頼できるインターネットサービスを提供するという目標を掲げ、消費者市場で競合関係にあるアマゾンに依存することにしたと、CNBCは伝えている。

 

自前のクラウドインフラを構築も、アマゾンへの依存は継続
 アップルは昨年1月、自前のデータセンターを整備するため、今後5年にわたり米国で100億ドル(約1兆1000億円)を投じると発表した。
昨年12月には、そのうちの45億ドル(約5000億円)を今年中に支出することを明らかにした。


 その一方で、アップルはアマゾンへの依存を続けていく方針である。
事情に詳しい関係者によると、数カ月前、アップルは、今後5年間でアマゾンのAWSに、少なくとも15億ドル(1600億円)を支出するという契約を結んだ


アマゾンのクラウド事業、営業利益の5割占める
 AWSは、もともとアマゾンがeコマース事業のために開発したシステムだった。
しかし同社は2006年、これを他の企業に貸し出す事業を開始。
今やAWSは収益の柱となっている。


 今年1~3月期のAWSの売上高は、約77億ドル(約8300億円)。
その同社全売上高に占める比率はわずか13%だ。
しかし、AWSの営業利益は約22億ドル(約2400億円)となり、アマゾンの全営業利益(約44億ドル、約4800億円)の5割を占めた

 

市場調査会社カナリスによると、世界のクラウドサービス市場におけるアマゾンのシェアは32%。
これに、米マイクロソフトが16%のシェアで次ぎ、そのあと、米グーグルの9%、中国アリババ・グループ阿里巴巴集団)の4%が続く。


 5位以降は、米IBM、米セールスフォース・ドットコム、米オラクル、NTTコミュニケーションズ、中国テンセント・ホールディングス(騰訊控股)、フランスOVH。
いずれもアマゾンと比較し、規模がはるかに小さい。

 

IDC Japanは2019年6月4日、国内エンタープライズIT市場の予測を発表した。

 同社は、同市場がハイブリッド/マルチクラウド時代を迎え、ベンダー間の提携や競合環境が変化していると分析する。
さらに、データ駆動型ビジネスやデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援がベンダーの競争力強化に欠かせない要素になっているとしている。

 こうした国内エンタープライズIT市場の規模は、2018年が対前年比4.2%増の10兆1441億円。
IDCは2018~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を3.4%と予測し、2023年の市場規模は11兆9983億円になると見ている。

 

クラウド関連の売上額が2018年の3倍に
 一方、同市場に占めるクラウド関連売上額(ユーザー企業向けとサービスベンダー向けの売上額の合計)の割合は、2018年の20.2%から2023年には54.4%に拡大するとIDCは予測する。
売上額にすると、2018年の約2兆円から2023年には約6兆5000億円へと、3倍超に増える見込みだ。
これは、クラウドファースト戦略を実行するユーザー企業が増加していることが影響している。
さらに、パブリッククラウドプライベートクラウドを提供するために、サービスベンダーが積極的に投資していることも寄与する